上品の郷は、宮城県石巻市の国道45号線沿いにある、人気の道の駅です。
国道45号線を、仙台方面から三陸方面に車で走ると、最初にあらわれる道の駅です。
仙台から車で走って、少し疲れたなと思った時に、休憩にちょうどよい立地になっています。
開設は、2005年3月です。それまでは、石巻市には、道の駅はひとつもありませんでした。
他の道の駅と比べると規模が大きく、レジャー施設としての要素が高いのです。つまり楽しめる施設だということです。
全国の道の駅ランキングで、常に上位に入るほど人気があります。知名度の高い道の駅として有名です。
そんなことから、上品の郷には、観光目的の旅行客や、道の駅マニア、そして、もちろん地元の人達もたくさん訪れています。
こんな風に思っていませんか?
道の駅なんて何処もみな同じだ!
そんなことはありません。道の駅は千差万別です。観光客が少ない道の駅もあります。
ではなぜ上品の郷は、人気があるのでしょうか?ちゃんと理由があります。その理由を解説いたしましょう。
上品の郷の読み方
そもそも「上品の郷」は何と読むのでしょうか?まずは読み方から解説いたします。
恐らく多くの人は「じょうひんのさと」と読んでしまうと思います。ですが「じょうひんのさと」ではありません。
答えは「じょうぼんのさと」です「上品の郷」と書いて「じょうぼんのさと」と読みます。
じょうひんのさと- じょうぼんのさと
普段の生活の中で見かける「上品」という単語を読む時、そのまま普通に何の疑いもなく読むと「じょうひん」と読んでしまいます。
「じょうぼんのさと」です。
名前の由来
では、この名前は何に由来しているのでしょうか。この道の駅の東側に三輪田という場所があります。
この三輪田には、上品山という山があります。この山の名前が由来になっています。読み方は「じょうぼんさん」です。
上品山の郷だから上品の郷。ということになりましょうか。
この上品山という山は、道の駅からも見ることができます。
道の駅を背にして立つと、左手側に大きな丘のように見える山があります。この山が上品山です。道の駅の東方向にあります。
なだらかに横に広がって見える山です。あまり高い山ではないようですが、とにかく横に広がっている山が上品山です。
地図で見ると、高原のような感じになっているのがわかります。
ここまで、上品の郷の読み方を解説しました。上品の郷の読み方は「じょうぼんのさと」です。じょうひんのさとではありません。
上品の郷へのアクセス
道の駅「上品の郷」へのアクセスについて、解説いたします。
道の駅上品の郷は、宮城県の石巻市にあります。石巻市の中心部から、だいぶ離れた場所にあります。
仙台方面から三陸方面に向かう途中の、国道45号線沿いにありまして、住所は宮城県石巻市小船越二子北下1-1です。
徒歩で行く人はいないと思いますが、当然、徒歩で行くような場所ではありません。
最寄りの駅は、石巻線の鹿又駅です。仮に鹿又駅から歩くと、約40分かかります。
上品の郷へのアクセス手段は、やはり、車以外に考えられません。
三陸道からのアクセス
三陸道の河北インターで降ります。ひとつ目の信号を左折すると国道45号線です。
国道45号線を、道なりに走ると約3分で上品の郷です。上品の郷は左側に現れます。
三陸道は、鳴瀬奥松島インターが、無料区間と有料区間の境目になります。
つまり、仙台方面からの下り線の場合だと、鳴瀬奥松島インターまでが有料区間です。
その逆に、仙台方面への上り線の場合は、鳴瀬奥松島インターから有料になります。
三陸道は、鳴瀬奥松島インターから、八戸インターまでが無料区間です。
国道45号線沿いには、ここ以外にも、何箇所かの道の駅がありますが、上品の郷は、仙台方面から1つ目の道の駅です。
上品の郷のお土産
上品の郷は、道の駅ですので、例に漏れず他の道の駅と同様、たくさんのお土産が販売されています。
お土産売り場は農産物直売所「ひたかみ」の中にあります。お土産売り場は、店内に入ると、すぐにわかります。
ひたかみは、道の駅の地元、河北地区産の「エコファーマー認定野菜」や、お餅、お惣菜、魚、お菓子や弁当を売っています。
エコファーマーとは農林水産省の認定制度で、ひたかみはこの認定を受けています。
この地区のお土産が揃う、ショッピングスペースですので、品数はかなり充実しています。
家族で1日中楽しむことができます。
地元、石巻の寿司屋さんが作って販売しているチラシ寿司は格安で販売されています。
おすすめのお土産
上品の郷で売られているお土産の中で、是非おすすめしたいのが「モサガン」です。
人気のお土産ですので、売り切れになっていることも珍しくなく、もし運良く見つけたら迷わず、買うことをおすすめします。
そもそも「モサガン」とは?
どんなお土産なのか?
何か変な名前のお土産ですが「モサガン」は食べ物です。宮城県や岩手県の郷土菓子の「雁月」のことです。
雁月は「がんづき」と読みます。
雁月そのものは、どこでも普通に売られています。珍しい物ではありません。コンビニでもスーパーでも売っています。
雁月は蒸しパンのような食べ物です。
なぁんだ蒸しパンか?とか
雁月か?
と、思ったかもしれません。
しかしモサガンは、普通の雁月ではありません。ではいったいどこが違うのか?
それは、味と食感が全く違います。
モサガンには、自然薯が練り込まれています。そしてその自然薯が、雁月らしくない、独特の食感を作り出しています。
とにかくおいしいです。
普通の雁月と違ってしっとりしてます。手に持つと「どっしりと重く」存在感があります。そして「ぷるんぷるん」してます。
そんなお土産です。
この美味しいお土産、モサガンは、上品の郷のお菓子コーナーで売っています。
お菓子コーナーまで行かないと、見つけられないお土産です。
天門屋という製造者が作っています。天門屋は南三陸町志津川にありまして、店舗があるのかは不明です。
値段はひとつ210円(税抜)です。
雁月にしては高いと思うかもしれませんが、かなりのボリュームがありますので、ひとつ食べると満腹になります。
上品の郷のお土産は「モサガン」がおすすめです。
しかし残念なことに、品切れになっていることのほうが多いです。もし売っていたら買うべきお土産です。
買って損のないお土産なんですから。
上品の郷の営業時間
上品の郷には、いくつかの施設があり、営業時間は各エリアごとで異なります。下記の営業時間は各コーナーごとの営業時間です。
ひたかみという物産館が、上品の郷の本体の施設になります。ひたかみは、農産物直売所などのメイン施設です。
各コーナーの営業時間
- ひたかみ「9時〜19時」
- 温泉の営業時間「9時〜21時」
- 足湯4月〜9月「9時〜19時」
- 足湯10月〜3月「9時〜17時」
- 整体「10時〜19時」
- 青木水産「10時〜16時」
- 珈琲いしかわ「10時〜17時」
- トマベリー「10時〜17時」
- 八鶏飯蔵「10時〜17時」
- たまり場「10時〜20時」
- こばやし「10時〜18時」
上品の郷のレストラン「栞」
日帰り温泉のふたごの湯の隣には、栞というレストランがあります。読み方は「しおり」です。
このレストランは、ランチバイキングとディナーバイキングをやっています。ランチタイムは混みます。
特に土曜日、日曜日、祝日は混む傾向にあります。
宮城県から地産地消部門大賞に選ばれたこともあるレストランです。観光客に限らず、地元の人からも人気があるレストランです。
上品の郷の駐車場
宮城県石巻市にある、道の駅「上品の郷」の駐車場について解説します。
まずこの「上品の郷」という道の駅は、全国的に人気の道の駅です。毎日のように大勢の観光客がやってきます。
しかし人気が故の問題もあります。
それは駐車場です。
平日はまだしも、土曜日、日曜日、祝祭日、連休などは、上品の郷の駐車場は、すぐに満車になります。
そして、空き待ちの車が、上品の郷の駐車場内をグルグル回り始めます。
道の駅の観光客と、日帰り温泉ふたごの湯の利用客が集まりますので、駐車場が足りないということになります。
日帰り温泉ふたごの湯の駐車場は、温泉の建物の前に、そのスペースが確保されています。
わりと広いスペースなのですが、温泉ですので、一度停めると、なかなかそのスペースは空きません。数時間は空きません。
特に土曜日、日曜日、祝日の駐車場は、満車状態になります。
ゴールデンウィークやお盆休みなどの連休の時も大変です。満車の時は、邪魔にならないスペースで駐車場が空くのを待ちましょう。
道の駅としての駐車スペースは、普通車が231台、大型車が10台、停めることができます。
他の道の駅と比較しても、そこそこ台数が多いという思うのですが、これでは足りません。
ランキング上位の大人気の道の駅です。全国から観光客や旅行客が来ます。
この台数では、まだまだ駐車スペースは足りないのです。今後駐車台数が増えれば今よりも更に人気が出ることでしょう。
