岩手県の八幡平市の岩手山の中腹に「焼走り熔岩流」という人気の観光スポットがあります。岩手山の東側にある黒い部分です。
もちろん全国的にも有名です。
焼走り熔岩流とは、岩手山から流れ出た溶岩が、冷えて固まったものです。熔岩とは?溶岩のことです。マグマが冷えて固まった黒い岩です。
Googleマップで確認するとよくわかります。岩手山が噴火して、マグマが流れて冷えて固まったのだろうと容易に想像がつきます。
百聞は一見にしかず!
ということで、実際に焼走り溶岩流のある、岩手県八幡平市の岩手山に行って来ました。
その時のレビューです。
焼走り熔岩流アクセス
焼走りへのアクセスは、大きく分けてふたつのルートがあります。
西側からアクセスする方法と東側からアクセスする方法です。いずれも、高速道路の利用を想定したアクセスです。
東北自動車道の西根ICで高速道路を降ります。西側からのアクセス高速を降りて、国道282号線を右折します。
しばらく直進すると、右側にファミリーマートが見えてきます。この信号を右折します。しばらく山道が続きます。
道なりに約20分ほど走行すると、看板が見えてきます。焼走り熔岩流の遊歩道の案内看板です。
ここでは、止まらず更に先に進みます。
右側にプレハブのような建物が見えてきます。ここが焼走りの駐車場になっています。
この駐車場に「焼走り熔岩流」の案内板があります。
焼走り熔岩流の読み方
さて、この人気の観光スポットの「焼走り熔岩流」ですが、何と読むのでしょう?読み方がよくわかりません。
読もうと思えば、いろいろ読めますが、正式には、なんと読むのでしょうか?その正式名称は?
この記事では「焼走り熔岩流」の読み方を解説いたします。
焼走り熔岩流は、大抵、漢字で書かれています。そしてしかも、ふりがながありません。特に「焼走り」の部分が、読みにくいです。
正式名称を調べてみました。
どうやら「焼走り」の読み方は「やけはしり」だということが、わかりました。
- やきはしり
- やけばしり
- やきばしり
これらは、全て間違いで「やけはしり」という読み方が正しい読み方です。焼走りの読み方は「やけはしり」です。
熔岩流の読み方は「ようがんりゅう」です。
熔岩流の読み方は、難しくありませんが、どうやら、漢字がふたつ存在するようです。
- 熔岩
- 溶岩
ちなみに「熔岩」も「溶岩」も読み方は、同じです。意味も同じです。
焼走りの現地には、案内板が立てられていますが、どの案内板にも「焼走り熔岩流」と標記されています。
「熔」の字が使われていることから、わかるとおり、正式には「熔岩流」です。
焼走り熔岩流の読み方は「やけはしりようがんりゅう」と読みます。
地元の人の読み方は「やぎばしり」だそうです。
焼走り熔岩流の散策
焼走り熔岩流には、散策用の遊歩道が整備されていますので、誰でも無料で、溶岩の上を歩くことができるようになっています。
もちろん溶岩は、冷えて固まった安全な溶岩です。赤々と燃えたぎる、危険な溶岩ではありません。
その色は真っ黒です。そして、ブツブツと無数の穴が空いています。
散策は難しくありません。散策路の案内板の道順に従って歩くだけです。
道を知らなくとも大丈夫です。初めての人でも、迷うことなく、楽しく散策することができます。迷子になることはありません。
そしてもちろん、普段着のままで、気軽に散策することができます。
登山をする時のような服装でなくとも、軽装で歩くことができます。焼走り熔岩流の散策には、特別な準備は不要です。
が、しかし、とはいえ、だとしても、いくつかの注意点があります。
まずは靴です。
靴には注意が必要です。焼走り熔岩流の散策路は足場が悪いです。溶岩ですので、その表面はゴツゴツでこぼこしています。
ゴツゴツでこぼこした道でも、歩けるような靴が必要です。サンダルやハイヒールは、焼走り熔岩流の散策には不向きです。
転びやすい靴や不安定な靴は危険です。
安全に焼走り熔岩流の散策をするには、スニーカーのような、安定感のある、歩きやすい靴がおすすめです。
焼走り熔岩流の表面は、ゴツゴツでこぼこしていますので、歩いている時に転倒すると、大怪我をする可能性があります。
岩手山の中腹ですので、怪我をして救急車を呼んだとしても、その到着まで時間がかかると思いますので、ご注意ください。
それと、焼走り熔岩流の散策路には、日陰がありません。散策路ですので、屋根がありません。完全な屋外です。
夏場の炎天下の時は、注意が必要です。
それなりに体力を消耗します。日除け対策として、帽子の準備をおすすめします。
それと夏場は、水分補給も必要になりますので、飲み物も持参しましょう。
そして、落雷にも注意しましょう。
雷が鳴っていたら散策は中止です。焼走り熔岩流には、雷から避難する場所は、ひとつもありません。
雷雲が発生していたら、危険な状態だと思ってください。
焼走り熔岩流を散策する場合、散策路に入るにための出入口があります。どこからでも入れるわけではありません。
そしてその出入口は2箇所だけです。
焼走り熔岩流の上を、縦横無尽に無闇矢鱈と歩けるわけではありません。焼走り熔岩流は行政による管理がされている場所です。
散策コースは決められていますので、散策コース外を勝手に歩くことはできません。
焼走り熔岩流の散策ルートはふたつです。
ひとつは、片側の出入口から入り、焼走り熔岩流を散策し、また同じ出入口に戻ってくる散策ルートです。
もうひとつは、反対側の出入口に出て、道路を歩いて戻ってくる、散策ルートです。反対側とは、展望台側にある出入口です。
恐らく大多数の人は、駐車場に車を停めると思います。駐車場に停めた車まで戻るには、出発点に戻ることになるわけです。
誰かが車を回送してくれるのであれば、戻る必要はありません。
焼走り熔岩流の散策レビュー
焼走り熔岩流の散策場所を確認するために、案内板を探し、地図を見ると、目的地はすぐ目の前とのこと。
すぐ目の前は小高い丘があるだけです。
この丘の向こう側かと思い、丘を登るとそこにありました。焼走り溶岩流の散策路です。
写真で見た風景とはちょっと違うような感じもしますが、黒い溶岩がごろごろした散策路が続いています。
ここが来たかった焼走り熔岩流「火山が噴火し溶岩が流れた」ことは一目瞭然です。
昨日までの雨はあがり、今日は天気もよく、焼走り日和です。空で鳥も鳴いています。最高のシチュエーションです。
来てよかったと思った瞬間でした。
熔岩流の中には遊歩道が整備されています。この遊歩道を歩くことにしました。
朝早い時間ということもあり、少し肌寒いので、薄いジャンパーを来て遊歩道へ。
空高く鳥が鳴いていますね。ヒバリでしょうか。
本格的な写真撮影をしている人もいます。観光客はカメラマン以外、ほぼいませんね。
遊歩道は歩いて30分ぐらいのコースになっているようです。
熔岩流の中間地点までくると、岩手山が綺麗に見える絶景ポイントがあります。ここで写真をとる人が多いようです。
今日は誰もいませんが。
散策路をひたすら歩いてゆくと、反対側の入口に到着しました。振り返ると絶景が。見たことがあるような絶景です。
国際交流村
焼走り熔岩流のすぐ近くには「国際交流村」という施設があります。焼走り熔岩流の観光スポットになっている場所です。
ここには日帰り温泉とキャンプ場があります。
岩手山は火山ですから、当然温泉も沸いています。
泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)です。入浴料金は大人600円です。
そしてキャンプ場は、冬季は営業していません。夏季のみの営業です。
キャンプ場の料金は、19人以下なら一人300円です。夏は最高です。星が綺麗ですからおすすめです。